ラオスの村々


ラオスの織物


私たちの携わっている村々では生活の中に農業や染織りがあります。

女性は高床式の家の下で家事や子育てをしながら自分達の服を作るための布を織ります。

手織りという風景が日常にあります。

男性は作物の収穫や、染色材料を山や川で採り木々を使い生活に必要な道具を作ります。




「ナーニャンの村」 染織の村として有名

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ラオスの北部、ナーニャン村で糸紡ぎをし、草木染の手織り布を作っています。
染織の村としても有名で専業で染め織りをしている女性が多い村です。
長年織りをしてきた熟練の織り手が作り出す、安定した布です。



「ウドムサイの村」 密度を織り分ける技術と鮮やかな色

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ラオス北部、ウドムサイ県にある村で綿の栽培、糸紡ぎ、草木染、手織りをしています。
大きな特徴は織密度が詰まった織りと織密度の甘い織りを作り分ける事ができます。
又、淡い緑色を染め上げる、リュウキュウ藍を使用した生葉染やピンク、イエロー、オレンジ等
鮮やかな色を出せるのが特徴です。


「ノイの村」 アジア綿を使う希少価値の高い布

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ラオスの北部、ノイ村でアジア綿を育て、糸紡ぎをし、草木染の手織り布を作っています。
この村の最大の特徴は、希少価値の高いアジア綿を栽培し、それを見事な手紡ぎの技術で
とてもきめ細かい布を織りあげます。
アジア綿はアメリカ綿とは違い、繊維が短いためアジア綿を育てる農家が世界的に大変
少なくなっています。
反対に手紡ぎに大変適し紡ぎやすい綿です。
糸の断面を覗くと中空で、服にすれば夏は涼しく、冬は保温性に優れてるため、野良着や寝具に使われています。

※農業サイクルに合わせて染織りをするため1年に一度だけの入荷

 


「サワンナケートの村」&「首都ビエンチャンの工房」

書籍 サワンナケートの布

太陽と洪水が育んだラオスの木綿 /牧喜代子 (著)

牧夫妻がプロデュースしたラオスの手紡ぎ・草木染・手織りの布。
自然、素材、人材、文化を生かし、なにも日本から持ち込まず現地企業とは
イコールパートナーという思いで携わった輸出するまでのプロセスと、
今なお残るラオスの染織文化の貴重な記録です。